「農商工連携」とは、一次産業と二次産業がお互いの「技術」や「ノウハウ」を持ち寄ることにより、新しい商品やサービスの開発・提供などに取り組むことです。
水産加工品は、資源減少、不定形・量目不均一でありながら、大型量販店を中心とした流通経路に組み込まれ、サイズや量目の均一化、価格の指値化を余儀なくされています。
これは、未利用資源の増大や加工工数の増大、経営コストのアップとなり、転廃業の増大を来たしています。
このため、地域にとっても、漁港で揚がったものが、大都市圏に流れ、量販店経路で回流することとなっています。
これは、地元消費を支える対面販売拠点の喪失が大きな一因です。
このため、複数魚種の原魚目利きや加工、対面販売ノウハウまでを兼ね備えた拠点づくり、言い換えればこれを実践する人材作りが急務となります。
このため、加工側を意識した漁業者や原魚目利きに長け、対面販売能力を有する加工業者(事業後継者をねらい)を、県内外を問わず募集し、育成します。